生きるって難しい
不倫の為の嘘で、彼女を信じられなくなった。
すっとぼけて金を盗んでいた事実で、弟を信じられなくなった。
心身共に限界なところで友人に助けを求めても受け止めてもらえず、自分も同じようなことをしていたのだと自覚した。
碌に仕事もできずできない理由を述べたら、当たり前だが会社での信用を失った。
全部全部、自分に返ってきている。
あ、私、1人なんだ。
分かってしまったときには何も見たくなくなった。
何も見えなくなった。
何かをできる人たちに、ただひたすら嫉妬した。
私、どうやって今まで生きていたんだろう。
どうやって、いろんな人と話してたんだろう。関わってたんだろう。
「当たり前にしていたこと」は、何だったんだろう。